 春節祭の舞台／撮影【黎啓榕】 春節、それは中国のお正月。旧暦でしますから今年は２月７日。横浜中華街もお正月の飾り付けで華やかな雰囲気に包まれます。獅子も新春を祝って舞います。 今年の旧正月は２月７日。毎年この行事にあわせ横浜中華街では各種イベントを計画し、「春節祭」として多くの人々に喜ばれている。中国大陸、東南アジア、そして華僑や華人が多く住む国、地域ではこの旧正月が真の年越しで、太陽暦の正月は単なる休日といった感じにすぎない。 中国大陸では旧暦の大晦日午前零時を期して、街中のあちこちで爆竹、打ち上げ花火を鳴らし旧正月を祝う。しかし都市部では花火による火事が頻繁に発生したり、花火に費やすお金がものすごいので、浪費として禁止したり、規制したりする都市も出てきているそうだ。また、鉄道やバスのターミナルは帰省する人々でごった返し、まさしく民族の大移動。そのため地方の工場では旧正月の前後1か月近くも操業が停止するところもあるそうだ。 今年も横浜中華街では関帝廟で２月６日夜カウントダウンをし、７日午前零時に爆竹を合図に中国獅子舞の奉納がある。本紙表紙の写真は正月のお飾りと、後方に見えるのは横浜港のシンボル、マリンタワー。桃の木につり下げられている赤い袋は中国のお年玉袋。このころ、東南アジア、香港では小さなミカンがたくさんなった木に赤いお年玉袋をつり下げたいわゆる《大吉大利》がそこらじゅうで見られる。【黎啓榕】 |
 雪の春節（１９９４年）雪本博美氏提供 |
 中国獅子舞／撮影【黎啓榕】 |
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