おいしく食べて
薬膳で健康に!
食物は空腹を満たす「食」、同時に体を健康に保ち病を予防し治す「薬」、それで「医食同源」「薬食一如」といわれます。食の素材自身の効能(薬効)で、食べ物で体調のバランスを整えることができる、これが「薬膳」の考え方。
中医理論にもとづき生薬を組み合せた本格的「薬膳」は、生薬の効能を十分に発揮させるための調理法、他の素材との組み合わせ、そしてそれを食べる人の症との関係など、専門的知識と技術が必要です。
ですが専門家でない私たちも、薬膳の考えや食の知識を少し取り入れて、毎日の食を楽しく、日々を健康に過ごしませんか。
食材の作用の質 食 性
食材が体内に入ってどういう作用をするかでその性質「食性」を分けます。
●温熱性―食べると体を温める性 
体を温める食材をとると体が温まる→内臓が温まる→循環機能が促され体の動きが活発になる。
すなわち気力増強、血液をよくし、エネルギー源となり、体内水分を作り出す。

野菜―――トウガラシ・ニラ・ニンニク・ネギ・タマネギ・ショウガ・カブ・シソ・小松菜
肉――――ブタレバー・ブタ胃
魚介―――フナ・あゆ・太刀魚・エビ・ナマコ・フグ
調味料――黒砂糖・酒・酢・菜種油・コショウ・マスタード

●寒涼性―食べると体を冷やす性
体を冷やす食材は、排出作用、炎症を抑える、血液浄化・解毒・利尿作用などをもちます。

野菜―――ホウレンソウ・セロリ・ナス・トマト・キュウリ・冬瓜・ダイコン・ニンジン・クワイ・ゴボウ
肉――――ウシ胃
魚介―――カニ・ハマグリ・昆布・のり・ひじき
調味料――白砂糖・食塩・醤油・ゴマ油・緑茶

●平性―どちらでもないもの
日常食品の70%を占めます

作用で分ける味覚 食 味
日本で味覚は甘・辛・酸・塩・うまみの5つですが、薬膳の考えでは食味は味だけでなく甘(栄養補給・滋養強壮など)・辛(発散・発汗、気の巡り血液の流れをよくする)・酸(体調・内臓機能を引き締める)・苦(解熱・解毒・炎症を抑えるなど)・鹹(カン/しこりや固まりをほぐす、循環機能改善など)と、その作用から分類します。

寒には熱を、熱には寒を、虚弱になれば補い、過剰なら排出―
体のバランスがくずれたら食物でそのバランスを調整することができるのです

例:夏の季節には体を冷やす食材(寒涼性食物)、冬の季節は体を温める食材(熱温性食物)が収穫される。その季節の食材を食べる。

例:夏に向かい、暑気あたりの予防に寒性の食物(きゅうり・ニガウリ・ヘチマなどのウリ類など)を食べ、体の中の熱を外に出す。うなぎやスッポンを食べてスタミナをつける。

例:冬は体を温めるものをとる。ヤマイモ・ハスの実は強壮作用があり、ヒツジは体を温める、など。

例:冬に、体を冷やす夏のトマト・キュウリなど寒性のものを多く食べる生活は体調を悪くする。



菜香新館
 〈菜香薬膳スープ―馬蹄黄豆冬瓜湯〉 
¥2000(税込)
相性のよいくわいと冬瓜・大豆の
薬膳スープ、体内の熱・毒を
取り除きます 
※夏の健康スープは8月29日までの期間限定
【菜香新館】横浜中華街・上海路

1045(664)3155


菜香立川店
【菜香立川店】JR立川駅・グランデュオ7階 
1042-540-2442
《薬膳グルメの会》から〈五月病対策の薬膳〉

菜 単
・金針菜の茎とホタルイカの芝麻醤和え
・新ジャガイモのとろみスープ
・セロリと芝エビのニンニク炒め
・野菜の湯葉包み蒸し
・鯛の唐揚げレモンソースかけ
・アサリとニラの炒飯
・塩漬け桜のせココナツ団子

<金針菜の茎とホタルイカの芝麻醤和え>
金針菜
食性/平 食味/甘
熱を冷まし止血の作用、利尿を促進しむくみを取る、
肝機能を養成し血液増強
ホタルイカ
食性/平 食味/酸
虚脱感からの解放、身体各部の連携を促進し
行動力を増す、止血
トマト
食性/微寒 食味/甘酸
体内水分を生み出し渇きを止める、胃の働きを
強め消化力アップ

 
阿膠(漢方材) 
食性/平 食味/甘
補血・止血、わけもなくだるい症状を改善
<セロリと芝エビのニンニク炒め>
セロリ
食性/寒 食味/甘
汚れた血液を取り除く、血圧降下・解毒作用
芝エビ
食性/温 食味/甘鹹
腎機能活性化、食欲増進、痰のキレをよくする
ニンジン
食性/微涼 食味/甘辛
神経のいら立ちを抑え、体内毒素の除去、消化器官を丈夫に
ショウガ
食性/温 食味/辛
体表を開いて発汗促進、痰のキレをよくする、解毒効果
長ネギ
食性/温 食味/辛
発汗を促し水分代謝促進、痰のキレをよくする、解毒作用
ニンニク
食性/温 食味/辛
胃の働きを強め食欲増進、腫れやむくみを取る、解毒作用


<鶏足の薬膳煮>
¥1,500(税込) 
通の一品! コラーゲンたっぷり、美肌効果あり!
ナツメ・クコ・乾燥ヤマイモ・トウキ・洋ニンジンの
薬膳素材で煮込みました。
【菜】横浜中華街・蘇州路 1045-664-3613




好評!《薬膳グルメの会》

【菜香立川店】では毎月、薬膳を取り入れた《薬膳グルメの会》を開催しています。季節の食を考えるきっかけになさいませんか?
岡本清孝先生のお話をうかがい、【菜香】の薬膳料理を味わっていただきます。

●五月病対策の薬膳(4月開催)
●梅雨に向けての体力作り(5月開催)
●6月16日(水)13時~(予定)夏に向けての心がけ
●7月21日(水)13時~(予定)暑気当たりの改善

¥3000/お一人様(税込)50名様限定

お問い合わせ
お申し込みは

【菜香立川店】1042-540-2442

岡本清孝先生
東京薬膳学院学院長・国際中医師
『分かる薬膳―食と癒しの知恵袋』
(柴田書店イータリンク・04年発行)



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